純粋な水程おいしい、そう思っている人は多いかもしれませんがそういうわけではありません。
水の味を決めるのは、硬度だと考えられています。
水の味を決めるのが硬度だなんて、知らない人も多いのではないでしょうか。
そもそも水に硬いとかやわらかいがあるということすらあまり実感としないですよね。

水の硬度とは、いったい何なのでしょうか。
水の硬度は、水の中に含まれているミネラルの量のことです。
ミネラルの中でもカルシウムとマグネシウムの合計の量が考えられています。
水の中にはミネラルがたっぷりで、そしてマグネシウムやカルシウムも入っているのです。
水の栄養なんてあまり考えたことはありませんよね。
食べ物の栄養ならばよく考えることですが、水は水分補給というイメージだけでそのエネルギーにはあまり感心のないものです。
しかし実際には、水の中にはミネラルが入っていてそしてマグネシウムやカルシウムがあるのです。
ミネラルのマグネシウムやカルシウムにより、水の味が変わると考えられています。

硬度がある水は、カルシウムやマグネシウムの量が多い水です。
カルシウムやマグネシウムの量が多い水を、硬水と呼びます。
硬度が高いのでそのような名前になっているのですが、では逆に硬度の低い水は何というのでしょうか。
硬度の低い水は軟水と言います。
軟水なら耳にしたことがあるという人もいるのではないでしょうか。
軟水は今注目されている水です。
軟水は硬水の逆ですから、つまり成分もそういうことです。
マグネシウムやカルシウムの少ない水が、軟水だと言われているのです。

硬水と軟水とでは、水の味が違います。
水なんてどれも同じで味はないと考えている人もいるかもしれませんが、おいしい水とそうでない水を飲んでみると、全然違うので驚いてしまうことでしょう。

ヨーロッパでは、ほとんどの水が硬水だと言われています。
しかし日本では逆に、多くの水が軟水だと言われています。
そのため日本人は硬水よりも軟水が好きだと言われています。
やはり小さな時から飲んでいる水の味のほうが好みになるのです。
逆にヨーロッパの人たちは軟水よりも軟水を好む傾向にあります。